小部屋エアコン「ユカコン」

 1Fの床下を利用して、今までエアコンが無かった場所(洗面所・脱衣室・トイレ・廊下・玄関・キッチンなど)を冷暖房するのが、小部屋エアコン「ユカコン」です。ヒートショックのない快適な住まいを可能にします。

 1台のエアコン(ダクトタイプ)から床に設置した吹出口にダクトを結ぶ方式ですので、3~4か所を同時に冷暖房します。居住スペースではないので、設定温度を抑えて連続運転をするか、使用する数分前に着けるかは、使う人の好みで変更可能です。

 「ユカコン」の設置には、エアコンを設置するスペースが必要です。図の例のように、物入れの下半分の場所を確保して、その扉にガラリを設けて空気の流れを作る必要があります。1Fの和室が寝室だとすると「ユカコン」の設置により、廊下・洗面脱衣室・トイレの温度のバリアフリー化が実現します。

 エアコンには、ビルトイン型と呼ばれるタイプを使用します。
 床上にエアコンを設置し、床下を利用して必要な場所にダクトで、冷気・暖気を送ります。
 電気工事・配管工事などが必要ですが、大がかりというほどではありません。
トイレに設置した床ガラリ(例)
トイレに設置した床ガラリ(例)
床下チャンバーボックス(例)

ヒートショック対策としての「ユカコン」

 「ユカコンは」、温度差が体に与える影響が大きい冬にこそ、その威力を発揮します。スヶジュールタイマー機能が付いたリモコンを付けて好みの時間に運転することができますが、主な使い方は、入浴の30~1時間前に、浴室のドアを開けた状態で「ユカコン」をつけます。すると、脱衣場に設置した床ガラリから温風が出て、脱衣場・浴室を暖めまて、安全・安心な入浴ができるようになります。